なかなか感染者数の減らない毎日です。
事態を早く収束させるために、また仕事や受験などの関係で、
できるだけ早めにワクチンを打ちたい方とお考えの方もいらっしゃると思います。
しかしワクチン供給が少なく、どの地域でもなかなか必要数の確保が難しく、
思うように受けられないどころか、予約すらままならない人も多くなっています。
「何回電話をかけてもつながらない」
「サイトが開いたと思ったら、日時を選んでる間に埋まってしまった」
そういった嘆きの声が、身近でも聞かれるようになりました。
今後は18歳以下の希望者も予約できるようになるため、
さらに予約は激化する可能性も否定できません。
秋以降まで待たず、チャンスがあれば早めに打ちたい方のために、
予約が取れなかったときのキャンセル待ちについてまとめてみました。
新型コロナワクチン予防接種の予約が取れない場合
予防接種にはさまざまな方法があります。
ひとつは職場で受ける職域接種です。こちらは職場での管理となりますので、
空きがあるかどうかの問い合わせも、そちらの予約窓口になります。
個人で受ける場合は、国の行う大規模会場での接種、自治体で行う集団接種、
もしくは個人病院などで行う個別接種などです。
それぞれ予約の方法は主に電話かインターネットですが、
予約日の予約開始時間になると、ほとんどつながらなかったり、
あっという間に埋まってしまう場合もあります。
もし、予約がとれなかったり、取れたとしても秋(9月、10月)の場合は、
もっと早めに受けたいと思うかもしれません。
国や自治体でも、ワクチンは解凍して希釈した後、6時間以内に使う必要があるため
当日いきなりキャンセルされると、余ってしまったワクチンが無駄になります。
そのため、それぞれが独自にキャンセル待ちの手順を設けています。
ぜひ、これを利用してみてはいかがでしょうか。
国の大規模接種の当日キャンセル待ち
こちらは防衛省のホームページからWEBかLINE、または電話での予約となりますが
キャンセルされた日時の予約も、新規予約と同じ方法で行うことができます。
キャンセルが出た場合は、すぐにその予約枠が再度予約OKの状態になるので、
こまめに予約サイトをチェックし、見つけたらすかさず予約します。
接種日前日の23時59分まで予約は可能ですので、前日夜間がねらい目かもしれません。
専用お問い合わせ・予約窓口でも可能ですが、インターネット予約と並行しているため
通話中にキャンセル枠が埋まってしまう可能性があるそうです。
大規模接種でキャンセルは意外と出ていると報道にもありましたので、
前日の夜にはぜひ、確認してみてください。
なお以前は、当日キャンセル分(使用期限があるため)を希望者に接種していましたが、
現在は、予約のない人への接種は受け付けなくなりました。
キャンセル待ちを目指していきなり会場に行くのは絶対にNGです。
自治体の集団接種の当日枠
こちらはキャンセル待ちの対応が、自治体によってかなり異なります。
まずはお住まいの地域でどのように対処しているのか、
サイトで確認するか、ワクチン相談窓口でお尋ねください。
国の大規模接種同様、予約で使用したサイトを利用し、
キャンセルが出るとその時間枠が解放され、予約可能になるシステムもあれば、
「当日枠」を設けたり、事前にキャンセル登録しておくと、
当日キャンセルが出た場合に担当者から電話やLINEがくる、
というさまざまな方法で、キャンセル待ちに対応しています。
キャンセル登録は、予約で使用するコールセンターが行う自治体が多いようです。
もし接種日当日に担当者から電話があっても、ずっと電話に出られなかったり、
時間内での来場が難しい場合は、他のキャンセル登録者に権利が移行されます。
そのためキャンセル登録した場合は、その日の予定に考慮が必要となります。
さらに二回目の接種は保障されない場合もあるため、
その際は自分で再び予約登録を行わなくてはいけません。
ただ、自治体の対応は地域によってまちまちであり、試行錯誤するようすもみられ、
どんどん新たな情報に更新されるため、随時サイトをご確認ください。
よりワクチンの無駄がないような、スムーズな対応に変わる可能性もあるからです。
かかりつけ医など医療機関で受ける個別接種
かかりつけの病院など、個人病院のキャンセル情報も、
予約同様、サイトで行っているところがほとんどです。
もし空きが出た日時があった場合、その枠が空き情報に更新されます。
それか集団接種同様、当日分のキャンセル待ちを登録しておくと、
担当から電話がかかってくる、という手法がほとんどのようです。
自治体によっては、各病院に電話や窓口で直接申し込むことになっているケースもあり
その場合はその病院でキャンセル待ち登録することになります。
だいたい午前中から予約者の接種をし、キャンセルが出た場合は
キャンセル待ち登録した人へ連絡がいくとのことです。
個別接種は、大規模接種や集団接種の予約と重複されがちということもあり
意外と穴場になり得ると思われます。
個人的には、この個人病院の接種が一番可能性が高いと思われます。
(身近な人たちから、急だったけどこれで接種できたと聞きました)
確実に連絡が取れ、急な接種に対応できる日があるなら、
どちらかの個人病院に登録しておくと良いでしょう。
その他
予約に夢中になるとありがちなのが、予約の重複です。
もちろん、一つ予約が取れた後、もっと早く受けられないか探したり、
家族で電話やインターネットなどを手分けして挑戦するのは問題ありませんが
もし次が取れたときは、なるべく早くキャンセル連絡をいれましょう。
前述のとおり、ワクチンは一度解凍すると使用期限が定まってしまい、
無断キャンセルされた場合は破棄するしかありません。
多くの報道でもあったように、大規模接種でも集団接種でも、
すでにかなりの量のワクチンが無駄になっているのです。
また空き情報などを見つけて、あわてて予約完了した場合、
4週間後に必ず受けなくてはいけない第2回目の予定を失念している場合もあります。
自動的に第二回の接種が確保されるケースはありたがいですが、
その日に万が一絶対に参加できない予定などが入っている場合、
2回目をいつ、どこで打つか困ったことになるので
その際のスケジュールも、念のため確認してからをお勧めいたします。
まとめ
社会的にこのような事態は初めてということもあり、また状況も一刻一刻変化するため
みんなが戸惑って手探りで進めているような状態にみえます。
たくさんの情報に混乱したり、不安感でいっぱいになったり、
迷ったり、焦る気持ちにかられる時があるかもしれません。
しかしコロナやワクチンにまつわるデマに踊らされることがないよう、
新聞や公的機関のサイトといった確かな情報を、きちんと毎日得ることが
安心や問題の解決につながるかと思われます。
国からのワクチン供給が少しでも早く再開され、
多くの希望者が早めに接種でき、事態が鎮静化することを願ってやみません。