前回は事故後についてでした。
女神の壊れた天秤04を読む↓

【プレビュー】女神の壊れた天秤04~自転車事故 裁判の行方~|roctan|note
「疑わしいときは被告人の利益に」~調査員による質疑応答~事故直後とうってかわって、相手が自分が被害者だと言い張っていることを知りました。かといってこちらが悪人(加害者)として話を収めるのはどうしても納得がいきません。態度を変えたことも腹立だ...
事故の当時、ぶつかってきた高校生は素直に
「部活に遅れそうで急いでいた」
と言っていたにも関わらず、いざ過失割合となると
「うちの子は100%、被害者だ」
と親が責任をこちらに押し付けてきたのです。
被害者の方は、”こんなことがまかり通るはずない”、
最初はそう思っていたそうです。
しかし現実は恐ろしいもので、
自転車の事故はドライブレコーダーなど
映像としての証拠がないこともあり、
”実際の状況”を証明する手段が少なく、
被害者であることを証明するのに時間がかかります。
しかし、問題はそれだけではありませんでした。
自転車事故が起きた時、さまざまな保険を使うために
自分が加入している保険会社に連絡を取ることになります。
テレビCMなどでは、本当に”力になってくれる存在”として
描かれている保険会社ですが…。
実際はそうとは限らないことを
自治体や法律相談の場で知りました。
今まで保険料を払い続けていたにも関わらず
むしろ、こちらを苦しめる存在になることも少なくない、というのです。
次回からは、被害者が加害者に仕立て上げられる過程です。