大人のための情報リテラシー

大人のための情報リテラシー コミュニケーション
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通信機器の発展と扱う側

もはやインターネットやSNSは生活の一部になり、
スマートフォンや個人用パソコンの普及率は、
昭和を知るものにとっては考えられないくらいのものとなっています。

以前、情報通信機器の開発設計をしていたころ、
周波数帯を分けて通信するFDMA通信に始まり、
ひとつの通信路を時間で分割して使用するTDMA通信を過ぎ
そしてさらに多くの通信を可能にしたCDMA通信へと
需要に応じて技術はめまぐるしく発展していきました。

しかしまだまだそれらを全員が使いこなしているとは言い難く、
新たな種類のトラブルや犯罪も多発しています。

そんな昨今の子どもたちは、さまざまな形で情報リテラシーを学びます。
SNSの危険性など、発信する際に気をつけることや、受け取り方も注意を受けます。

使いこなしている大人でも、知ってるつもり、わかっているつもりで使用していると
とんでもないトラブルに巻き込まれる可能性があります。

フェイクニュースが乱れ飛び、あちこちで炎上と呼ばれる事態を引き起こしている昨今
大人も最低限知っておくべき情報リテラシーについてまとめてみたいと思います。

情報リテラシーとは

情報リテラシーとは、おおまかな意味では、
パソコンやタブレット、スマートフォンなど情報デバイスのスキルや、
インターネットやSNSなとで得た情報をとのように収集し取捨するか、
そして実用的、もしくは有益に活用するための知識や技術を指します。
パソコンなどの情報デバイスの操作スキルや、情報検索能力なども含みます。

つまり情報機器を問題なく操作できる力、
サイトやSNSから受け取る側として情報を適切に収集・判断する力と、
それらに自分の持つ情報を、正しく発信できる力のことです。

特にインターネット・リテラシーは、WEBサイトで得られる情報を正しく理解し、
それに対し正しい判断、運用できる能力を意味します。
「インターネットなんて誰でも見られるよ」と思われるかもしれませんが、
単なる閲覧ではなく、そこで得られる情報を、どう扱うか、どう考えるかで
その後の日常生活が大きく変化してくるのです。

加えて情報モラルと呼ばれる、個人情報の保護や著作権や人権の侵害に対する対応、
インターネットやSNS固有のルール、マナーも知っておく必要があります。

この能力を高めることにより、効率よく情報を収集し活用したり、
また誤情報に騙されることやトラブルを避けることができるのです。

もし情報リテラシーに疎いままだと

震災やコロナといった災害時には、誤情報に振り回されたり
最悪それによって人生を悪化させてしまうケースも見られます。
恐ろしいのは、いったん何らかの情報に「囚われて」しまうと、
いったん信じたものを間違いだと認めることができず、抜け出せないことです。
平易な表現で言えば、いったんフェイクニュースを信じてしまうと、
それがどんなに荒唐無稽なものでも、また家族や友人が一生懸命に説得しても、
その考えを変えることは大変困難となります。
事実、コロナワクチンにまつわるさまざまな偽情報によって、
決して少なくない数の家庭や人間関係が崩壊したことが報道されました。

そうなる前に、情報リテラシーを身につけ、情報に振り回されるのではなく、
誰しもが情報を扱い使いこなす立場でいたいと願います。

また技術的に情報リテラシーが低い人は、情報機器の操作に苦手意識があることで
さらに検索も不得手となり、正しい情報が得られないことがあります。
また知識不足のまま操作することで、情報漏えいや不正アクセスの危険も伴います。

またSNSトラブルは子どもだけの問題ではありません。
悪口や虚言、嘘の情報を流した場合、特定されて大変な事態となります。

初心者が通信デバイスを使いこなす

というと、覚えることがたくさんで大変な気がしますが、
大切なのは多機能を全て使う必要はなく、使う機能やアプリケーションのみを、
正しく理解しておけば大丈夫です。

スマートフォン、タブレット端末は、使い始めは慣れるのが大変かもしれません。
しかしながら、こうした機器はマニュアルをみたら操作できるようになっています。
できるかぎり、添付のマニュアルには目を通しましょう

次になんといっても操作を繰り返して覚えることです。
通信デバイスに詳しい身内や友人にみてもらいながら、
そのデバイスを使ってやりたい操作を繰り返します。
例えば何かを検索する場合、ここに文字を入力…
メールを送る場合は、まずこのアイコンを開いてメール作成を押し…
電話をかける時には…ということを実際に繰り返します。
肝心なのは間違って操作をした(わけのわからない画面になった)時です。
この際の回復の仕方を習っておけば安心して独りで使用することができます。

通話で話す、メールを送る、SNSで発信する、といった目的を考え、
それを実現するツールの基本機能を覚え、くりかえし操作してみましょう。

ただし誤操作がとんでもない悲劇を巻き起こす可能性もあるため、
ボタン操作は慎重に行いながら習得していきましょう。

情報収集について

人は自分の知りたい情報しか知ろうとしないものです。
「確証バイアス」と呼ばれ、自分の考えの正当性を求めるあまり、
自分に都合のいい情報ばかりを集めてしまうことになります。

たとえ正しい意見や情報であっても、反対意見や第三者の意見も知っておくべきです。
逆の立場や考えがあることを知っておくだけで、
その物事に対する理解は格段に深まっていきます。

またニュースには経済、国際、社会、家庭といったさまざまな分野がありますが
インターネット上では自分の興味のあるものしかクリックしないため
情報の種類が極端なものになってきてしまいます。
(ときおり、最近起きた国際的な災害や事件を知らないという方もいるくらいです)

バランス良く正しい情報を得たいなら、これはハイテクノロジーに囲まれた現在でも、
紙の新聞に勝るものはないと思います。
1面から全てに目を通すことで、鮮度の高くバランスの良い食事を取るように
公平で正確な情報を得ていくことができるのです。

もちろんデジタル配信しているニュースでもOKです。
できるかぎり、社会面、経済面、国際面のタグだけでもチェックしておきましょう。

インターネットでは、なんらかの情報を詳しく知りたいときには便利ですが
多大な誤情報が含まれるため、やはり専門書などの書籍で確認することが必要です。

情報の取捨選択

情報は得るだけでなく、選別できる能力も必要です。
嘘か、本当か。自分にとって有益か、無益か。事実なのか、意見なのか。

ネットは嘘であふれています
20年以上前に有名な有名掲示板サイトの創設者が
「嘘は嘘であると見抜ける人でないと使用は難しい」という言葉を生み出していますが
それは掲示板だけでなく、SNSやインターネット全体に通用しますし、
今もまったく変わっておらず、これからも同様だと思われます。

また有益な情報も、得るのと活用できるかは別です。
健康やビジネスで知っているとメリットのある内容でも
読み流すくせがついていると記憶にすら残りません。
得た情報を「ふーん」ですますか、活用するかで今後の生活は変わってくるでしょう。

情報の発信

発信する際は、さらなる情報リテラシーが必要となります。
自分は何の気なしに、ブログやフェイスブックにアップしたことでも
それが個人情報の保護違反や、著作権の侵害につながる恐れがあるのです。

たとえ相手の親に撮影の許可をいただいた、運動会で友だちと一緒に頑張る写真も
サイトにアップする際は個人が特定できないような加工をするのが最低限のマナーです。
そもそも自分の家族の顔も、セキュリティ対策として絶対に公開してはいけませ

例えばネットで拾った素敵なイラストを「すごく素敵な絵をみつけました」と
勝手に自分のブログにアップするのはもちろんNGですが、
マンガの一コマを切り出して「このシーン大好き」とするのもNGです。
(引用には数々の条件があります)

また最近は「ポリティカル・コレクトネス」通称ポリコレに対する意識も重要です。
人種や性別、外見など特定のグループに対して、差別的な意味や誤解を含まぬよう、
社会的に公正で中立的な表現をすることが望まれています
これの程度や是非はともかく、誤解や無意味な炎上をさけるためにも、
「こういうことを書いて傷つく人はいないか」といった視点を持つことが必要です。

もし発言のチェックに自信がない人や、何も考えず気楽に楽しみたい人には
ツイッターやフェイスブック、インスタグラムでの発信は不向きをいえるでしょう。

最後に

今回は、簡易的・表面的ではありますが、
大人も知っておくべき情報リテラシーについてまとめてみました。

次々と開発・発売される通信デバイスのスキルアップも必要ですが、
それ以上に情報リテラシーを身につけ続ける意識も重要です。

世界にさまざまなルールやマナーがあるのと同様に、
インターネットにもそれがあり、守らない場合は罰則があるのです。

とても怖くて堅苦しいと思われるかもしれませんが、
それ以上に便利で、有益な情報をもたらしてくれます。

情報の正誤は慎重に判定し、身近な人や他の情報媒体も確認する。
発信する際には悪意や侮蔑の感情はけっして出さずに、
他人の権利やセキュリティにも留意する。
基本的にはこの2つだと思われます。

情報リテラシーを身につけ、快適で便利な情報社会生活をお過ごしください。

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