効果のあった、習慣にしたい目の運動について

目の運動 病気と予防
スポンサーリンク

子どもたちが春の健康診断を学校で受けた際、
視力が低下していることがわかりショックを受けました。

スマホやゲームなど、残念ながら心当たりしかないのですが、
これ以上進行しないように、また大人の慢性的な疲れ目をなんとかすべく
いろいろ試したところ(まずは電子機器の使い過ぎをやめるところからですが)
合間の時間や就寝前にする「目の運動」が効果が高かったので報告いたします。

習慣にしたい目の運動について

現代の社会において、多くの人が目を酷使する傾向にあると思われます。
仕事だけでなく、調べものや趣味などさまざまな目的のため
パソコンやスマホを扱う時間はどうしても長くなってしまうためです。

また、小学生・高校生の視力が過去最低の数値となったと、
文部科学省による平成30年度学校保健統計調査でわかりました。
もちろん遺伝的要因などほかの原因も考えられますが、
子どもはスマホだけでなく、長時間の携帯ゲーム機器やテレビゲームの利用で
目を長時間することが増えたためだと考えられます。

案の定、我が家の子どもも春の健康診断を受けたところ「B」判定となり、
眼科で再検査となってしまいました。
その結果、とりあえずメガネの必要はないとのことでしたが、
今後も視力の低下について心配になり、
なにか日常でできることはないかと家族で探しました。

疲れ目に対処するための目薬やアイテムも数多く販売されていますが、
それ以外に気軽にできるものを見つけました。

それが「目の運動」です。
その名の通り、スマホの画面などの一点に視線を固定されがちな眼球を、
意識的に大きく動かすことにより、目の筋肉をほぐす運動です。

こちらを寝る前にちょっとやるよう習慣づけたところ、
子どもたちだけでなく大人も、目の疲れが取れスッキリすることができました。
(目の疲れに関しては大人のほうが強いのかもしれません)

今回、効果を感じた「目の運動」の必要性ややり方について紹介させていただきます。

 

目の運動を怠ると・・・

目の運動は、眼球を動かす筋肉である眼筋を、意識的に動かして鍛えることで、
目が目標を正確にとらえたり、目からの情報を脳で処理機能を向上させる効果があるそうです。

目の疲れや痛みに対し、すでに慢性化し、慣れてしまっている方もいるかもしれません。
長時間、スマホやパソコン作業を行うと、目が乾いたり重みを感じることがあります。
それは見つめ続けることで、自然とまばたきの回数が減るためです。
そして女性に多い症状として、目の疲れからくる肩こりや、
同様に首や腕などが痛むなど、その弊害はさまざまな形で現れ、
私の職場でもパソコンを使ったあとは肩がガチガチになる人がいました。

そして、何かに対し、ピントを合わせた状態が続くと
眼球はその距離を見やすいように順応しようとすることから
ピントを調節する筋肉が伸びてしまい、近視が進むといわれています。

子どもの友だちでも、携帯ゲームのやりすぎで、手元を長時間凝視し続けたために
眼科医から「急性内斜視になりかねない」という警告を受けました。
両目が中央に寄ってしまっているそうで、これ以上進行したら手術!と言われたそうです。

目の運動の種類

目の運動には数種類あり、どれも気軽なものです。
道具も必要なく、「ちょっと目が疲れたな」「長時間使っていたな」と
思ったときにできる運動ばかりでした。

親指を目標にすることで、漫然と目を動かすのではなく、
きちんと目の筋力の緊張・弛緩をくりかえることができます。

もちろん小さな子どもでもできる内容です。
これを動画やゲームの後にやるよう習慣にしてみました。

窓辺に立ち、親指を立てた状態で顔の前に持ちます。
まずは親指を3秒みつめ、次に外の景色のなるべく遠くを3秒見ます。
これを数回繰り返します。

 

腕を伸ばして親指を立て、両目の真ん中に置き、見つめます。
そして見つめたまま顔を動かし、視界から外れそうになるまで右を向きます。
ゆっくり正面に戻り、次はまた視界から外れそうになるまで左を向きます。
この間、親指は見つめたままです。
そしてこれを上下(上向き、うつむき)も行います。

両腕を伸ばしてそれぞれ親指を立て、手を大きく広げます。
視線を右の親指、左の親指、とすばやく動かします。
ただ動かすだけでなく、しっかり親指の姿をとらえるようにしましょう。
これも上下で行います。

実際にやってみると

しばらくの間固定されていた筋肉や、使わないでいた筋肉が柔らかくなり
目の動きがスムーズになります。
ゲームだけでなく、スマホも思った以上に目を固定していることを痛感します。

また同時に目の血行が良くなるためか、目の周りが温かくなり、
重みや疲労感が軽減されました。

そして意外な効果として、「表情の変化」というのがあります。
目の筋肉が固まり、さらに疲労を感じている場合、
どうしても表情は暗く、変化のないものになってしまいます。

しかし眼球がクルクルと、そして生き生きと動くことで
おのずと表情も明るく変化の富んだものになってくるのです。
これは子どもの顔を見て、その違いを実感しました。

一番大事なこと

とても気軽にできる「目の運動」ですが、一番大切で大変なのは「習慣化すること」でした。

痛みや疲れなどの症状が出てからやるのではなく、
時間やタイミングを決め、わずかな時間・回数でも実行することが必要です。

大人なら時間を決め(仕事のキリの良いとき、などではいつまでたってもできません)
子どもはテレビやゲームを終えたら必ず、というように、
意識して時間を設けることです。

習慣化するにあたり、一番おすすめなのか寝る前の時間です。
リビングのテーブルに目の運動に使える本を置いておき、
就寝前になったら、ほんの5分でも良いから眺めるのです。
特に立体的に見えるかどうかは、子どもも楽しんでできるので、
いろんな内容のものを数冊用意しておくと飽きないので良かったです。

寝る前のスマホやテレビなどの電子機器は、安らかな睡眠を妨げるといいます。
そのため、寝る前の数分、ゆっくりと目の運動をすることで
その日酷使された自分の目を労り、明日に備えるのはいかかでしょうか。

まとめ

不具合が起きてから眼科に行っても、視力は回復しません。
また今の暮らしでパソコンやタブレット、スマホが使えないほどに
見えなく(見えづらく)なることは多大なデメリットを引き起こします。

ぜひ、こまめな「目の運動」を心掛けることをおすすめいたいします。
我が家も習慣化を続けていきたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました