子どもが受ける新型コロナワクチン予防接種

病気と予防
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現在、各地域での新型コロナ(COVID-19)の予防接種の予防接種が進んでいます。
高齢者の方から持病を持つ方、医療関係者から始まり、18歳以上の大人を経て
現在は12歳以上も受けられるようになりました。

しかしまだ、ワクチンについてはわからないことも多く、
自分の子どもが接種するかどうか迷う人も多いようです。

私自身も、状況的には接種し、コロナの蔓延を防ぎたいところですが、
万が一を恐れる気持ちがあり、心配や不安で二の足を踏んでいました。

結局いろいろ調べ、本人たちを交えて家族で相談し、接種することにしました。
また周囲でも子どもが接種した家庭があり、その様子を聞くことができました。

このたび我が家の子どもを含め、3人の18歳以下の子どもの接種体験をまとめてみました。
もちろん副反応は大変個人差が大きいものです。
こういうケースもあるということで、ご参考にしていただけたら幸いです。

子どもが受ける新型コロナワクチン予防接種

各地域ですでに、接種票が届いているかと思われます。
ただし15歳以下には、以下に保護者のサインが必要となります。

またファイザー製だけでなく、モデルナ製についても18歳以下接種OKとなりました。

接種に関する準備は18歳以上の大人と同様で、接種する当日の内容も同じです。

また原則として15歳以下の接種においては、保護者の同伴が必要となります。
接種時はもちろん接種後の経過観察時、自宅へ帰宅してからの様子など、
万が一の事態に備え、できればその日は親子でスケジュールをあわせたほうが
お互い安心かと思われます。

ワクチンを受けるかどうかの判断について

ワクチンを受けるかどうか、最初は悩みました。
さまざまな副反応(特にアナフィラキシーショック)への不安や
まだ接種が始まって間もないワクチンということもあり、
将来何らかの健康被害が出るのでは?という心配がありました。

しかし厚生労働省は、この「mRNA」ワクチンは短期間で分解されると発表しています。
また上記サイトだけでなく多くの医師の見解でも、
不妊などの人体に対する影響はないという報告がなされています。

次に考えたのは感染した場合のリスクです。
感染した場合は本当に辛い症状に悩まされ、たとえ報道で「軽症」とされる症状でも
「38度を超えるような高熱を出し、咳が2週間続く」というものです。
もし悪化した場合は命の危険にさらされることになります。

そして知り合いに、後遺症に悩まされる人がいたのも大きな理由となりました。
長引く倦怠感で何もできなくなったり、嗅覚や味覚障害、疲労感、記憶障害などの症状
生活に制限がかかり、多少の回復はみせてもなくならないようです。

さらに感染では、免疫がつかなかったり、免疫力が続かない場合があるとのことです。
また変異型には対応できず、再び感染する可能性があると知りました。
ワクチン接種を受け、確実に免疫ができることによって、
感染や発症の確率を大きく減らすことができます。
また発症してしまったとしても、軽く済むという効果も期待できるそうです。

その他、子どもに持病がないこと、この冬に受験を控えていること
また副反応に備えて余裕のあるスケジュールが組める夏休み期間だった
というのも、接種を決めた要因として大きかったです。

子どもの年齢など

今回接種した子どもについてです。こちらもご参考までに。

それぞれ17歳、15歳、12歳です。
身長・体重はその年齢の平均よりもやや低いくらいです。
持病やアレルギー(花粉症含む)はありませんが、
日ごろ運動をほとんどしていないため、体力は少ないほうだと思われます。

ひとり、直前にお腹を壊し腸炎に対する抗生剤をかかりつけの医師から処方され
当日も飲んでいましたが、かかりつけ医からも接種した医師からも
ワクチン接種には問題ないと言われました。
(飲んでいる薬については必ず、予診票に記入しなくてはなりません)

接種についてのメリット、デメリットを説明した後だったので
本人たちも了承しての判断でした。
(注射自体は普通に好きではありませんでしたが)

予防接種の種類は病院での個別接種で、全員ファイザー製でした。
当日は保護者が一緒に接種し、そのまま自宅へ帰宅しました。

 

一回目の接種

一度目の接種は、密を避け他の人と重ならないようにするために
病院への受付時間が厳密なものでした(その時間ジャストに来るよう言われます)
そして予診票を出して軽く問診し、すぐの接種となりました。

ただし17歳女子は、血管迷走神経反射が若い女性に多いせいか、
かなり丁寧に、注射は痛くないこと、すぐに済むことなどを説明されました

血管迷走神経反射
事前に注射に対し過度に緊張してしまったり、
針がささった時の痛みに対するショック(ストレス)によって起きます。
立ちくらみや、ひどい場合は失神してしまうケースもあります。
こういったことはコロナワクチンに限らず、通常の注射でも起こる反応です。

横になってしばらくすれば回復します。
医師や看護師さんに報告し、その場で休ませてもらいましょう。
また接種後の立ち上がり時に起きやすいので注意しましょう。

なるべくリラックスして受けられるように準備しておきましょう。

接種について、本人たち曰く、インフルエンザよりもずっと痛みがなかったそうです。
時間も短時間だったので、針を刺す時に目をそらすタイプの子は特に
ささっ!と終わった感が強かったとのことです。

接種後は15分間、待合室で経過観察しました。
その時点では何も(接種患部の痛みも)ありませんでした。

帰宅後もしばらく様子をみましたが、特に何も変化はなかったようです。

午前中の接種でしたが、夕方になると接種部位が軽く痛みだしました。
それでもまだ「ぶつかると痛い」という程度でした。
また12歳の子は37度ちょうどくらいの熱になり、
「眠たい」といって夕食まで1時間くらい昼寝(?)していました。
またその晩は全員、軽い倦怠感があったようです。

翌日、腕の痛みは何もしてなくても感じるようになりましたが、
発熱などの症状はなかったです。
そしてその翌日にはもう、すべての症状はおさまっていました。

結果、問題なく過ごすことが出来ました。

二回目の接種

二度目の接種も時間厳守で行われました。
予診票の「接種したことはあるか」で一回目の日付を記入、
また保護者の同意サインしておきました。
一回目の接種同様、短時間で終わり、経過観察ののちに帰宅しました。

帰宅後は発熱に備えてすぐに入浴しパジャマ等に着替え、
食欲のあるうちに栄養のある食事をとっておきました。
意識して安静にし、ほとんど動かないようにして過ごしていました。
(横になってテレビを見るくらい)

接種部位は2,3時間もすると痛みが強くなりましたが平熱のまま、
6時間後には体温が上がり、三人とも37度を過ぎました。
それぞれの子どもが一回目程度の倦怠感を感じたそうです。

しかし吐き気や関節痛などの症状はなく、夕食も普通に取ることが出来ました。
(ゲームやテレビも普通に楽しんでいました)
多少のどが渇くようで、水分は多めにとるようにしていました。

夜間に一度、熱を測りましたが、37度前半くらいでした。
翌朝も、熱が高い子でも37.2度、低い子はもう平熱でした。

そしてその晩(接種翌日の夜)には3人とも、平熱でいつも通りに過ごすことができました。

かなりの高熱が出るだろうと、親子共に身構えていたこともあり、
拍子抜けというか、倦怠感などの症状も軽く感じたようです。

それ以降の日も、問題なく過ごすことができました。

まとめ

その他の友人知人の子どもについて聞いてみたところ、
19歳の子は38度、18歳の子は接種後39度の熱を出したそうです。
やはり副反応は、大変個人差があるようです

問題なく過ごすためのポイントとしては
高熱などの事態に見舞われることをあらかじめ予想し、

  • 接種日とその翌日だけでなく、その次の日も明けておく
    (秋の連休や祝日前後を利用しての接種をおすすめいたします)
  • 接種後にはすぐに帰宅し、入浴などの用事をできるだけ済ませる
  • 接種した日は特に安静にする(体に負担をかけない)
  • 子どもでも使える解熱鎮痛剤を準備しておく
    (アセトアミノフェン系は12~15歳も使用できる商品があります)

といったことかと思われます。

子どもが罹患したケースや後遺症について話を聞くと不安になりますが、
免疫をつけることができたら、親子ですこしでも安心できるかと思われます。

またワクチンパスポートの発行を、世界30ヵ国以上で決定・検討されているようです。
世間が落ち着くまでしばらくの間、外出や旅行などに影響が出るかもしれません。
そういった意味でもワクチンの接種が必要になる時がくるかもしれません。

多くのお子さんがつつがなく過ごせるよう願っております。

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