虫刺されの反応が強く出る体質の対策について

虫刺され 病気と予防
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たかが蚊にさされたくらい、と放置していると
体質によっては大変な症状に悩まされ、また完治に時間がかかる場合もあります。

うちの子ども(なぜか家族でひとりだけ)がそうだったため
最初は対応が遅れがちになってしまいました。

もしお子さんがそうだった時に、迅速に対応できるよう、
参考にしていただければと思います。

虫刺されの反応が強く出る体質

昔からに人は、さまざまな害虫に悩まされてきました。
中でも蚊やダニは、生活害虫の中でもやっかいな存在です。
駆除や接触を避けるため、家でも外出時にも対策が必要になります。

多くの人は、痛みやかゆみによって、そういった蚊など、
何かの虫に刺された(かまれた)ことに気が付くことと思います。

そんな場合でも、ほとんどの人はそのまま放置か、
かゆみが気になる場合は市販薬を塗って終わり、かもしれません。

しかしまれに、虫刺されの反応が強く出る体質の人がいます。
子どもがそうである場合、なおさら対処に苦慮することになります。

我が家の子どもがそうでした。
ほかの子に比べ、虫に刺された後の反応があまりに強かったため、
はじめは蚊などではないと思ったくらいでした。

かかりつけの病院で、たかが虫刺され、と放置すると危ない場合もあるときき、
虫に刺された場合、体質によっては放置しないで、
適切な対処が必要な場合があると知りました。

 

虫に刺された後

蚊にさされた時の症状は、体内に入れられた蚊の唾液成分に対するアレルギー反応です。

通常、蚊にさされた後の反応は、患部に強いかゆみを感じ、ほんのり赤くなり、
軽く腫れ上がりますが、しばらくの間でかゆみや腫れが引きます。
個人差はありますが、通常はこのような経緯です。

しかし時々、時間の経過(翌日の朝など)により、腫れあがる範囲も広く、強い赤みを持ち
さらに数日か1週間経っても症状がおさまらないという人もいます。

こういったアレルギー反応が強く出るタイプは、それぞれの症状が強く出るだけでなく、
発熱したり、じんましんが出たり、そのほかの症状を伴う場合もあります。

そして乳児や幼児だと、アレルギー反応は深刻さや危険度を増し、
さらに注意が必要となるのです。

市販の薬じゃ効かない?!

うちの子どもの場合も、他の兄弟や園のお友達とはまったく違った症状でした。
本来虫刺されに対して「症状」というのも違和感を感じるものですが、
強く出る体質の場合は皮膚が部分的に変形・変色するので、
ただごとではない様子に見えてしまいます。

明らかに蚊がさしたとわかっている場合(とまっているところを叩いた等)でも
その後の患部の反応は、ほかの家族や友人の子どもとは段違いの強さでした。

ただし本人は、いたって普通に虫に刺された反応(かゆい・・・)なので
見ているほうとのテンションの違いが激しくなります。
(こめかみを刺された時は目の周りにかけて大きくふくれたので、
 さすがに顔が重たく見ずらい・・・とボヤいていました)

また、もうひとつ違いがありました。
アレルギー反応が強いタイプの子の症状は、通常のものより、
反応が出ることが格段に遅く、数時間後や次の日のことさえありました。

同様に治りも遅くて、かゆみも腫れも簡単には引かないのです。
市販薬もすぐ塗るのですが、状態の変化はあまり見られませんでしたので
病院に連れて行くことになりました。

病院で診察

虫刺されの反応が強く出るとわかってからは、放置せず、市販薬にも頼らず
すぐに病院に連れていくことにしました。

患部が痛々しいだけでなく、アレルギー反応は時に命の危険もあるからです。
病院の先生に同様のことを言われ、
たかが虫刺されとあなどってはいけないと知りました。

子どもの年齢や体質、症状などによって処方される薬は異なると思いますが、
うちの子にはステロイド系の軟膏が処方されました。

これは効果てきめんで、一度塗れば、症状が翌日までには収まるようになりました。
ステロイド剤というと怖いイメージがあるかもしれませんが、
内服でなく外用、しかも1回から数回の使用のみのため、
全身に作用するような副作用はないとのことでした。

なお、診察は小児科ではなく、皮膚科のほうが話が早いかもしれません
(初めに小児科にいったところ、皮膚科を勧められたため、
 以降は刺されたらすぐ、皮膚科に連れて行っています)

 

予防と対策

やはりさまざまなデメリットを避けるためにも、予防は不可欠です。
日本脳炎もマラリアも、いまのところ日本は少ないですが、
避けるに越したことはありません。

部屋には「押すだけ」の商品が、殺傷能力も高く、
また忌避剤としても有効です。
実際に子どもが刺されることが激減し、
夜寝ている時に耳元で聞こえるイヤな羽音はなくなりました。

最近はいろんなタイプの虫よけが発売されています。
虫よけスプレーの効果は高いですが持続は数時間のため、
長時間の外出時にはこまめな塗り直しが必要になります。
それでも効果は高いので、登校する際や遊びに行く前、
習慣的に利用しています。

小さな子どもにはシールで張るタイプを使用したり、
家の玄関や窓に忌避剤を置いておくなども体感として効果がありました。

虫刺されは強く出る体質でなくても、搔きくずしたり、かゆみで辛い思いをするので
お医者様にも予防をしっかりするように言われました。

もし刺されてしまったら、たたいてつぶした時などは
蚊の体液が肌の表面についている可能性があるので必ず水で洗うようにします。

反応が強い、またはなかなか治らないと思ったら
痛みやかゆみで苦しいだけでなく、
かきむしると他の皮膚のトラブルにつながる可能性もあるので
迷わず皮膚科に受診されることをおすすめします。

処方されるであろうステロイド外用剤は、
医師の指示どおりに正しく使用すれば問題ないとのことです。

まとめ

蚊に刺されるなんて日常の些末なこと、と思っていました。
が、病気だけでなく、このような体質や症例があると知り、
放置したり、安易な処置を施してはいけないと学びました。

虫刺されだけでなく、「こんなの普通かな」「たいしたことないかな」と
自己判断してしまうリスクを感じました。
今後もなるべく、専門の医師に相談してみたいと思います。

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