自転車交通事故の裁判について02

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自転車事故の過失割合などで加害者ともめたSさんの体験記です。

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今回は事故のあらましです。

出社前、自転車通勤をしているSさんが横断歩道で渡り始めた瞬間に、
坂を下ってきた学生の自転車が衝突。Sさんは骨折してしまいました。

ここでSさんが後悔していること(してはいけなかったこと)とは
「相手に同情して人身事故なのに物損事故扱いにしてしまう」
ということです。

これは自転車事故でよくある事例だと弁護士さんに聞きましたが
相手のため大ごとにしたくない気持ちや、相手を気遣う気持ち、
大丈夫だとふるまいたくなる謙遜の気持ちなど、
従来は美徳とすら思えるこの行動理念が、
イマドキの状況にはそぐわない上、不利な状況を生み出していくのです。

イマドキの状況とは、いったい何なのか。

アメリカが訴訟大国と言われたのは、かなり昔からのことです。
なんでも権利を主張し、相手を徹底的に悪い存在にする。

日本はまだ、訴訟がそんなに身近ではないと思われます。
しかし、今後はアメリカと同じく、
訴訟することに抵抗を感じない国にならなくてはいけないのかもしれません。

それは決して、声高に権利を主張して利益を得よ、というのではなく
自分の権利や名誉を、自分の力で守れるようにならなくてはいけないからです。

今の世の中には、信じられないほど訳の分からない理屈を述べる人、
あまりにも自分勝手な要求をする人、
道徳はおろか、常識や論理がまるで通じない人が紛れているのです。

次回以降、そういった人と戦い、
どうすれば自分の実を守れるのか、ご紹介いたします。

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