サンスベリアは、万人向けであり、
最もおすすめできる観葉植物です。
葉は地面から縦に長く伸び、剣のような形状をしているため
別名「トラの尾」とも呼ばれています。
色は緑をベースに、白や黄色の縞模様や斑紋、縁取りなどがあり、
品種だけでなく、それぞれ単体で個性を持っています。
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そしてサンスベリアは”エコプラント”と呼ばれ、
さまざまな効能をもっているうえ、
とにかく育てやすい、メリットの多い観葉植物なのです。
購入
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サンスベリアは、お花屋さんやホームセンターだけでなく
葉だけなら百均でも入手できます。
気軽にスタートしたい方や、
一枚葉から大きな株への成長を楽しみたい人には、
こちらのほうが良いかもしれません。
我が家のサンスベリアはこのパターンで、
結局、株分けするほど大きくなり、花も咲きました →→→
お花屋さんやインターネットで扱われている商品は、
葉の伸びが立派であり、その文様や色も美しいため、
新居祝いなどにもピッタリです。
オシャレなインテリアとしてご用意したい人は、
こちらで探された方が良いと思います。
サンスベリアの効果・メリット
サンスベリア限らず観葉植物の特性として、
”空気中の二酸化炭素を吸収して、酸素を放出する”
”塗料などに含まれる揮発性有機化合物を吸収する”
といったものがあります。
「エコプラント」とも呼ばれるサンスベリアは、
ささやかではありますが、
空気清浄効果を期待できます。
最も現実的な効果としては、
視覚的なものかもしれません。
緑色は目の負担が少ないため、目を休める効果があります。
また精神を安定させ、リラックス状態へ導いてくれます。
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これらは観葉植物全般にいえるメリットですが
サンスベリアの特徴として誇れるものに
葉の面積が多く存在感があるわりに、
どんなに成長しても横には広がらないので
窓辺でも、室内のどこにおいても
邪魔にならないことだといえるでしょう。
またその姿はスタイリッシュでありながらも
基本的に全てがシンプルなため、
どんな場所にでも馴染みやすい雰囲気を醸しています。
なお風水などで言われているサンスベリアの効果は、
”邪気を払ったり魔除けになる”、というものです。
このようなことを意識するのは
精神的な作用ももたらすため、
メリットといえるかもしれません。
育て方
極めて育てやすい植物ですが、
寒さと根っこ付近の過湿(水分過多)が大変苦手なので
外での育成や水の上げ過ぎには注意が必要です。
逆に暑さや乾燥には強いです。
根腐れに注意し、水のあげ過ぎは控えます。
ただし直射日光を浴びると葉焼けしてしまうので、
レースのカーテン越しや部屋の片隅など、
間接的に日光が当たる場所が最適となります。
水やりのタイミングは毎日ではなく、
(これが魅力の一つでもありますが)
土の表面全体が十分に乾いたのを確認してから3~5日後、
冬場はもっと間隔をあけても大丈夫です。
ただ、葉の面積が広くホコリが溜まりやすいので、
たまにふいてあげたほうが良いかもしれません。
サンスベリアの花
丈夫で手間のかからないサンスベリアですが、
株が大きく育つと、根元から花芽のついた茎が生えてきて
美しい花が次々と咲きます。
絶対に毎年咲く、というわけでも、
株が大きかったら咲く、というわけでもないため、
懸賞に当たったような幸福感を感じることができます。
それは小さな蘭のような光沢のある花で、
咲くとエキゾチックな甘い香りが漂います。
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突然の開花は、”ご褒美感”をもたらしてくれます。
優しい日差しを浴びせてあげること、
栄養剤をあげる、気温は10度を下回らないなど
株が大きく安定して育つように心がけると
花を楽しめる確率が上がることと思われます。
増やし方
サンスベリアは増やすのもとても簡単です。
こちらが何もしなくても、
根元に新しい株が生えてくることがあります。
株分けは、鉢からいったんサンスベリアを抜いて土を落とし
(乾燥に強いから大丈夫です)
子株を切り分けて日陰で乾燥させた後、それぞれ土に植え直します。
ただし花を咲かせたいなら株は大きい方が良いので
株分けせず、そのまま育ててください。
株分けせずに増やしたい場合は、葉挿しの方法で行います。
枯れのない元気な葉を切り取り、乾燥させた後、植えるだけです。
なんと一枚の葉っぱを何枚かに切り分けてもOKです。
(上下を間違えないように注意)
切り分けた葉が伸びるのではなく、その根っこから、
新しい葉が生えてきます。すごい生命力です。
ただしこの方法では、葉の模様は元のものとは変わります。
ちょっと残念ですが、株の個性を楽しみましょう。
まとめ
とても育てやすく、世話もほとんど不要。
場所も取らず、さらに花まで楽しめるサンスベリアは
本当におすすめの観葉植物です。
シックハウスや、ストレス軽減のためなど、
観葉植物を自宅に置きたい方は
サンスベリアから試してみてはいかがでしょうか。