資産となる資格やスキル

資格・キャリア
資産となる資格やスキル
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資格というのは失うことのない財産であり
ひとつのスキルは仕事や人間関係などで
さまざまな可能性を広げてくれます。

就職や転職を控えている際には、
有利な資格があるととても動きやすいです。
今後その予定がなくても、
どのような技能が今後の生活に必要になってくるか、
定期的に考えておくことは、
長期的なライフプランニングには必要と思われます。

実際に使える資格やスキルは取りにくい?

しかし資格には国家資格から民間団体のものを含めると多々あり、
取得が難しい可能性が高い「その仕事をするなら必須」なもの、
転職に「ないよりは良い」ものから「あんまり効果はなかった」というもの
教養または趣味として、などさまざまです。

ファイナンシャルプランニングとしての仕事探しとしては、
ただ単に収入が得られれば良いというものではなく、
将来的にも有益か、財を生む可能性があるか、
また費用対コストとして、取得にお金や労力(含む時間)がかかりすぎないか
取得前後のそういったことを含めて、
資産になりえる資格またはスキルかどうか、
という観点でピックアップしていきたいと思います。

管理業務主任者

連日、インターネットでは新しいマンションの宣伝を見かけるかと思われます。
それに関する需要に対し、有効な資格があります。

管理業務主任者とは、マンション管理業者が管理組合等に対して、
契約に関する説明や管理事務報告を行う仕事であり、これは国家資格です。

この資格者の設置義務と、重要事項説明と管理事務報告といった業務が
法律で定められているため、不動産管理会社から安定した求人があります。

学歴や実務経験といった特別な受験資格はなく、
地道に勉強することで何歳でも取得でき、難易度的にもお得な資格といえそうです。

マンションの管理会社側のための管理業務主任者とは逆に
「マンション管理士」というものもあり、これも需要がありますが、
こちらは住民側のコンサルタントであり、修繕計画や組合運営のアドバイスや
住民のクレームなどを受け付たりする仕事です。
マンション管理会社や不動産会社、建設会社などに需要がありますが
難易度が高く、取得が宅建よりも難しいといわれています。
そのため、ある程度はまとまった勉強時間や
取得のための出資(学校や通信教育など)が必要かもしれません。

登録販売者

国の政策としてセルフメディケーションを推進している昨今。
「セルフメディケーション税制」が施行されており、
厚生省指定の市販薬を購入した際には、所得控除が受けられるようになりました。

そんな中、全国各地に多く存在するドラックストアはもちろん、
ホームセンター、医院、そしてコンビニまで、登録販売者の需要は高まっています。

求人情報だけでなく、買い物をしていても
「登録販売者不在のため、ただ今の時間販売休止しております」といった張り紙を
見かけることがあり、その需要を感じさせます。

こちらは取得後、二年間の事務経験を経て、登録販売者として認定されます。
(それまでは仮免、ということになり、店舗内での名札にも掲示されます)

取得に学歴などの条件はなく、経歴も不要ですが、
逆にドラッグストア勤務経歴のある人は、
取得後に本登録までの期間として換算してもらえます。(条件あり)

登録販売者で学ぶ知識は、実生活でも十分活用できるものが含まれるため
勉強することだけでも価値が高いといえます。

またある程度きちんと学習を勧めれば、独学でも十分取得することが出来るため
年齢を問わず、社会人や主婦などにもお勧めできる資格と言えます。
そのどちらも、転職や子育てひと段落した際の再就職に役立つことでしょう。

また職場の見つけやすさや長く働けること、登録販売者手当が支給されるなど、
ファイナンシャル的な意味合いでもお勧めの職種です。

保育士

看護士さんの資格はとても有利で需要が高いですが、
社会人がこれから取得するには、なかなかハードルが高いと思われます。
(しかし挑戦し取得する方もいらっしゃいます)

保育士さんも同様に取得は大変ですが、
一度社会に出てから取る人も少なくありません。
何故なら「指定保育士養成施設」の大学・短大等を出ていなくても、
短期大学卒業程度の学歴がある方か、高卒でも児童福祉施設で2年以上の実務経験があれば
年に2回(前期・後期)実施される保育士試験に合格すれば取得できるのです。

以前、息子の担任がまさにそうだったのでお話を聞いてみたのですが
いったんOLをし、二十代後半になって退職後、保育士試験に挑戦・合格したそうです。
覚えることたくさんで(ピアノもありますし)大変だったそうですが、
取得でき、達成感でいっぱいだととおっしゃっていました。

たとえ子どもの数が激減しても、質の高い保育を目指す昨今、
多くの保育施設や学童なのて需要があります。
(また残念ながら離職率が高い職業というのも求人の多さの理由の一つです)

かなり高齢になっても、保育士は「ベテラン」として価値が高まる仕事のため
長い経済効果や自己実現をもたらしてくれる職種といえるでしょう。

プログラミングスキルは強い

学校教育でも授業として採用されることになったプログラミング。
もはや現代人にとっては必須のスキルと言えます。

しかしながらまだまだ需要は足りておらず、
IT,ゲーム、WEBと広範囲での求人があるのが現状です。

言語も様々ですが、いろいろ手広くやるよりかは、
まずは何かの言語でエキスパートになることと
仕事での実績を(どんなものでも)増やしていくことが重要です。

設計開発業務で使用されるアセンブラなどはすでに需要が低いですが
C言語やJAVAなどはまだまだ強く、
これらが出来ると他の言語の習得もスムーズなのでおススメです。

ただし習得しいくら高技能を誇っていても、
いきなりフリーでプログラマをするのは難易度が高いです。
個人事業主は営業や経理などさまざまな役割をこなせなくてはならないことと、
結局プログラマーといえど、単体で製品として成り立つことは少なく、
他の業種とのコミュニケーションが重要になってくるからです。
初めはプログラマー業に専念できるよう、入社し就業したほうが良いと思われます。

運転免許

インターネット販売が増えたこともあり、慢性的なドライバー不足のため、
運送業はもちろんのこと、いろいろな業界で引く手あまたです。
大型免許を持っていたら、さらに職種は選べます。

また営業職だけでなく介護や飲食の仕事では車の運転が必要となるケースがあり、
求人への応募条件になっている場合もあります。

首都圏では特に、自家用車を持つつもりのない人、
免許も取らない人も以前より増えていますが、
これは運転できる資格というものの価値が高まることにもつながります。

そう言った意味では、運転免許は就職について、
今後は昔よりも「強みとなるスキル」となっていくかもしれません。

販売・接客スキル

販売なんて誰でもできると思っていたら、実際はそうではありません。
優れた販売者は、かなり高度な接客スキル、販売テクニックを有しています。

そして、なんでも機械化し自動レジも増えている昨今、
そんなもの必要ないと思われるかもしれませんが
無人化が進めば進むほど、レア度が増し、注目されるのが有人のお店です。

人件費削減のためにレジなどの役割は減っていくのは事実です。
しかし営業を含めた接客業から、人がいなくなることはあり得るでしょうか。

自分が自動音声で商品を勧められた場合を考えると
(現在でも時おり、電話でそういった自動音声の勧誘を受けますが)
「人が営業・接客する」は無くならない、
もしくは新たなビジネススタイルとして再登場する確率も低くはないと思います。

少なくとも、感染症が収まりつつある今、
飲食店を含む販売店の求人は増えつつあります。

長い目で人生をとらえた時、「名物女将」、
「いつも元気に挨拶してくれるお気に入りのレジの人」、
そういった人材をめざすのは、
ライフプランとしてメリットが多いといえるでしょう。

まとめ

資格やスキルというものは、持っているだけでは何の意味もありません。
医師免許や公認会計士でさえ、資格所持は前提であり
それが高収入を必ず約束してくれるわけでないのです。

「これさえあれば一生困らない」そんなものが無い以上、
人はアンテナを張り続け、仕事や収入について考え続ける必要があります。

しかしそれは決して不幸なこと・大変なことではなく、
楽しもうと思えばいくらでも楽しめるし、
逆にそれがなければ自己実現の機会を失うことにもなり得るのです。

本当に役に立つ資格やスキルというのは、
社会と自分のニーズをいかにマッチングさせるか、にかかっています。

ぜひとも「自分にピッタリの資産」を見つけ出し、
よりよいらいライフプランを描いていただければと願っております。

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