黒部ダムみどころ情報

黒部ダムタイトル 旅行記
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富山県 黒部川上流にある黒部ダム
石原裕次郎氏の映画やその原作本、NHKのドキュメンタリーなどで知ってはいましたが、
一度は見てみたいとは思いつつも、
なかなか旅行先として選択されることはありませんでした。

しかし先年、縁があって行くことになり、実際にその姿を目にしてみると、
来てよかった!これは見ておくべき(子どもにも見せておきたい)ものだと実感しました。

その行き方や見逃せないポイントをまとめましたので、
旅行先の候補に加えていただけたらと思います。

黒部ダムは、やはり日本で最も有名なダムといえますが、
ただ有名というだけでなく、日本でもっとも堤高の高いダムでもあります。
水力発電のためのダムなので、事業主は関西電気ですが、
間組や鹿島建設といった、名だたる日本の建築会社が協力して施工しました。

風光明媚な景色の広がる山奥であり、周辺には国立公園もあるため、
一年を通して観光客が絶えない人気スポットでもあります。

黒部ダムの歴史

着工時、現黒部ダムの周辺には行くことさえ困難だったため、
大変な苦労をし、数々の問題を乗り越えて作られたそうです。

建設工事中の事故により、171人の殉職者を出しており、
建築現場以外の被害も含めると、相当な苦難がうかがえます。

完成までの軌跡は映画「黒部の太陽」として広く知られるようになり、
NHKのドキュメンタリー番組でも取り上げられました。

黒部ダムにある資料館でも、その様子をみることができます。

 

黒部ダムに行くには

実際に黒部ダムを見ることができる場所には、電車や車では行けません。
富山県側からだとケーブルカーやハイブリッドバスを乗り継いでいくことになります。
それだけ険しく、奥まった場所にあるということでしょう。
長野県側からは扇沢駅から発車する電気バスだけでたどり着けるのでおすすめです。

そして、もし体力に自信があるなら、自分の足で行ってみてはいかがでしょうか。
立山黒部アルペンルートを通り、黒部ダムをゴールにする登山客もいるそうです。
もちろん高山地帯なので、登山装備は必須となります。

雄大な景色

それでは実際の景色です。

雄大で、それでいて深遠な雰囲気を醸し出していました。
観光客はとても多いのに、目の前に広がるダムや山林があまりにも壮大なため、
人間の存在は小さく薄いものに感じられました。

ダイナミックな放水

黒部の見どころは、やはりダイナミックな放水です。
観光放水として時間を決めて行っており、毎秒10t以上の水量は圧巻のひとことです。

かなり下方での放水になるので、音はそうでもないように思えました。

晴れた日だったので虹がかかり、とても爽快で幸せな気持ちになりました。

先人たちへの感謝

ダム建設で亡くなった方の慰霊碑「六体の人物像」があり、
「尊ききみはしらに捧ぐ」と刻まれていました。
また祭壇もありました。

まとめ

ダム周辺は広く、湖畔遊歩道や展望広場など、ゆっくり散策するのにうってつけです。
また遊覧船にのったり、ちょっと知られた黒部ダムカレーを食べたり、
ここでしか買えない黒部ダムのグッズを買い物したり・・・楽しみ方はいろいろです。

ちょっと立ち寄る、といったことは難しい場所なのですが、
黒部ダムは、ダムやその放水を見るだけでも価値があります。
次の旅の候補に、ぜひおすすめです!

参考 : 黒部ダム オフィシャルサイト



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